開扉(学びと実践の任期3年間を終えた)「とびラー(アートコミュニケーター)」は先輩たちの創った組織である「アートコミュニケーター東京(通称:アートコ)」に参画し活動していくことが出来ます。私は学びと実践を継続するうえでも、また色々アンテナと人との繋がりを継続しておきたいので参画をしています。
▷「障害のある方のための特別鑑賞会」印象派 モネからアメリカへ(ウスター美術館所蔵)
2024年1月27日(土)~4月7日(日)までの「障害のある方のための特別鑑賞会」に参加してきました。
2024年2月13日(火)ボランティア活動時間帯は9時〜17時で午前、午後、一日通しの組に分かれて参加致しました。以下が活動概要になります。
- 活動場所:ウスター展展示室や北口、出入口、ホワイエなど館内各所
- 活動内容:「障害のある方のための特別鑑賞会」に来場される障害のある方とその介助者のサポート
- 参加者:アート・コミュニケータ東京会員(0期から9期までの)、10・11・12期とびラー
- 当日の活動時間帯:9時〜17時
- 事前準備会:2/3(土) ①10時〜 ②13時〜
- 事前下見会:2/3(土) の準備会の打合せの前後に下見。
- 事前展覧会勉強会はオンライン でと、たくさんの時間をかけ多くの関係者が関わって実行されています。
最新の展示会で「障害のある方」のためにちょっとでもお役に立ちたいと思う、アートコやとびラー現役メンバーが手足となって下支えをしている感じです。アートコやとびラーの「歓喜」の瞬間は個々人に訪れます。ゲストの方や介助者のお役に立てる喜び、回を重ねることに東京都美術館の「通」になっていく喜び、そしてなによりもゲスト(障害のある方)と会話や対話で触れ合えた時などです。
今回は展示されている作品が生まれた場所をマッピングしてあるボードが私がゲストの皆さんとお話が出来るホットスポットになりました。小さな文字で書いてある解説は見逃し気味になってしまうので小声で「これは、あちらの作品が生まれた場所をマッピングしているんですょ~」と声をかけさせていただくと感想やその場所へ行った時の記憶をお話して頂ける方が2名いらっしゃって、凄い行動力の持ち主の方とも出会いました。
日常的には「障害のある方」と出会ったり、話したりすることはないので、最初はいつも緊張しますが、アートを介して話す、対話することは、人見知りの自分を本当に変えてくれる気がします。健常者と同じで「障害のある方」も色々な個性や色々な体験をされてきた方がいて、そうしたことが少し解るたびに喜びや元気がでてくるの私だけなのでしょうか。
全盲でアートナビゲータをするNさんと出会ってから、地域活動やとびラー活動、アートコ活動に前向きになって進んでこれたのはやはり全盲の方が他者の喜ぶことをおこなっているのに、健常者の私はもっと他者が喜ぶことをやらなければ!と価値観の転換があったからでした。8年前に出会ったときから継続できているNPO活動は「いきがい」事業にもなってきています。
関係者の皆さま、ゲストの皆さま。本当にありがとうございます。