身近なAC講座7日目 AC体験は毎日の幸福度が爆上がりする、楽しい自己改革

いよいよ最終回の今回は、参加者自身が選択した作品でのAC(アートコミュニケーション)演習。

持ち時間約15分でそれぞれが身近なアートコミュニケーター役をつとめながら参加者同士の対話を深めていく、講座の総仕上げだ。


今までの講座では、あらかじめ講師が用意した絵画をもとに対話をしていたが、今回は参加者同士で対話したいと思う絵画を持ち寄ったため、古典から現代アートまで、幅広いジャンルに渡るバラエティに富んだACが繰り広げられた。


興味深かったのは、自身が描いた宇宙の絵と雑誌の仕事で自らが発注した恐竜イラストの原画による2枚のAC。お二人とも来歴は明かさず、「この絵の中で何が起こっているか?」と対話を促し、見ている側は気づいたことや想像を駆使して、あらぬ方向へとどんどんイメージを広げていく。そして最後に、「実はこの絵を描いたのは(依頼したのは)私です」と明かされ、冷や汗をかくシーンもあったりしたのだが、作品の意図やイメージしていたことが本人から聞けたのはいい経験だった。

また、お二人とも真意から外れたコメントが出ても、それを面白がってくれていたのは、「アートには正解がない」という表れなのかとほっこりした。

今回行った

<1枚の絵を見ながら対話すること>

<自分の選んだ絵をもとに対話を促すこと>で、

同じ視点や価値観を持つ人がいないこと、そしてその違いを理解しながら対話することで、自分の中に新しい価値観が生まれることを感じることができた。


私は2回この講座を受講したが、初回では「こんなに世界は色で溢れていたのか!」と思うくらい、いつもの生活や景色が色づいて見え、幸福度が爆上がりしたのが印象的だった。

2回目の講座を終えて、
・「今」「ここ」に没頭できるようになった
・観察力が上がった
・自分の考え方(ものさし)を認識した
・自分の思い込みに注意するようになった
・他者の視点で物を見たり考えたりするようになった
・物の見方や考え方には正解がない
・自分の価値観を他者に押し付けない


などなど、対話型鑑賞で行ってきたことがいろんな場面で影響していることに気づいた。

こうやって羅列してみると生きる上で基本的なことながら、普段の生活ではないがしろにされていることばかり。そのことに気づけたことが、今回受講した一番の成果だった。

文責:ツキオカマキコ
(第5期修了生 身近なアートコミュニケーター)